私見になりますが、
利用者さんが在宅で暮らし続けるために、お手伝いが出来るボランティアでは無くお仕事です。
様々な人生を送っている方々の素敵な一面に触れられることもありますし、
清潔とは言えない環境もありますし、人間ですから反りが合う合わないもあるかもしれません。
施設ではなく、お宅にお邪魔をし、利用者さんやそのご家族が生活を継続できるためには何が出来るかを考える必要があります。
現場では一人で対応を迫られる瞬間もありますし、学びもありますし、仕事の幅や対応力を増やすために自己研鑽が必要になります。(どの仕事もそうですが)
暑い寒い大雨を問わず、利用者さんの家に自転車で移動をすることもあります。
オンコールの当番(緊急時はそんなに頻繁ではないので電話を持っているだけの日が多いです)や緊急出動もあります。
愛情?義務感?使命感?プロからのアドバイス?などを駆使して仕事を進めてゆくのだと思います。
自分の仕事のスケジュールには責任を持って全うすべきですから、気軽にお休みできるわけではなく、仲間で助け合いが出来たら持ちつ持たれつもありかもしれませんし、家族の手伝いや、シッターさんを頼んで出勤される方も居るかもしれません。
ですが、単調ではない変化のある仕事(やり方や気持ち次第ですよね)、ぼちぼちの給金(働いて稼いだだけ貰えるわけです)、自己研鑽によるスキルアップ(人としての厚みや自信が自分を豊かにするかと)、しっかりと確保できるプライベートの時間、場合によっては自分のやってゆきたいチームを作ってみたり色々ありますが、
総じて「やりがい」はあると思います。
多くの看護師という資格を持った方々は、全国どこでも就職しやすいので、楽に見えて給与の高い所を探す事もあるかもしれませんが、
年齢や経験を重ねるほど訪問看護という仕事は面白みがあるのかもしれません。
想いや想像力をもった方々が集まれば、もっと楽しい訪問看護ステーションが増えるのではないかな?と思っております。